みなさん、こんにちは、ホテリエひろさんです。
こちらのブログでは、ホテル勤務歴20年、エグゼクティブマネージャーであった私の経験をもとにホテルが好きな人はもっと好きに、ホテルに興味はあるけれど、どのような準備をすればいいか分からないそんな方にはお役に立つ知識を提供していきます。
ジョブチューンはどんな番組か?
こちらのブログでは、ホテルに行ったことがない方でも身近に感じていただき、ちょっとだけでも「行ってみよう!」そんな気持ちになっていただきたく投稿しております。
ホテルを身近に感じる方法は何かないものか?と私はいつも考えているのですが、その一つがテレビ。テレビでホテルが紹介されると「行ってみよう!」という気持ちになりますよね。
ホテルが放送される番組というと、旅番組はもちろんですが、グルメ番組、バラエティ番組でも紹介されていますね。今回ご紹介するTBSはバラエティ番組の一つ。
様々な職業の“プロフェッショナル”が、自らの“職業のヒミツをぶっちゃける”という職業情報バラエティ番組ですが、私が好きなコーナーはコンビニやファミレスの人気メニューを一流料理人がジャッジするコーナー。大手の回転寿司チェーンの人気メニューを一流の板前さんがジャッジするなど、見ている私もハラハラドキドキしながら楽しんでいます。
今回は2021年8月に放送された、デニーズのスイーツと一流シェフの対決。さらに詳しく紹介していきます。
ジョブチューンで紹介されたデニーズのデザートは何?
デニーズのスイーツは季節メニューと通年メニューの2構成。今はイチゴ真っ盛りの季節なので「あまおう」を使ったスイーツが季節のメニュー。パルフェ(パフェ)、サンデー、パンケーキなどイチゴを頬張りながらいただきたい品ばかり。
また、通年メニューはパンケーキ、ショコラブラウニーなどの他に、抹茶のスイーツ「抹茶白玉ミニパルフェ」、高さおよそ30cmのチョコレートパフェ「DEVIL’S ブラウニーサンデー」などなど充実したメニュー構成です。
デニーズのスイーツをジャッジしたホテルシェフは誰か?
今回の判定人にホテルから2人のシェフが出演されていましたが、そのうちのお1人が徳永純司シェフ。
インターコンチネンタル東京ベイでパティシエをされていますが、以前は大阪、東京のザ・リッツカールトンでシェフパティシエをされていました。また、スイーツ作りの世界大会である「クープ・デュ・モンド」で世界2位を獲得するなど輝かしい経歴をお持ちの方です。(現在はホテルを退職され、2022年春に東急目黒線不動前駅でご自身のお店を開業予定)
私もインターコンチネンタル東京ベイでケーキをいただきましたが、見た目を一言でいうと「艶やか」。「バニーユエテ」というケーキをいただきましたが、マンゴー、バナナ、キウィ、パイナップル、パッションフルーツをアーモンドのスポンジとムースリーヌのクリームでサンド。上にはココナツのメレンゲが乗っています。
普段よく見かけるフルーツケーキはバナナ、キウイ、いちごがフルーツでホイップクリームでまとまっていることが多いですが、このケーキは黄色が色のベース。見た目から大人のスイーツを感じました。
今回は「抹茶白玉ミニパルフェ」と「DEVIL’S ブラウニーサンデー」をジャッジされていました。
中でも「DEVIL’S ブラウニーサンデー」は名前の通り、チョコがふんだんに乗った「小悪魔的」なスイーツ。チョコアイス、チョコプリン、ココアコーン。これでもかというくらいのチョコが乗っていて、チョコ好きにはたまらないメニュー。
今回審査をした徳永シェフは、世界大会でチョコレート菓子でも受賞経験がありますので一つ一つ噛み締めながら審査されていたのが印象的でした。また、他のシェフからの評価をいただき、「DEVIL’S ブラウニーサンデー」は合格の一品になっています。
最後にまとめ
ファミレスのレシピをパティシエに評価されるのは、厳しいなと思います。というのも、ファミレスは全国どこでも同じ味で提供しなくてはならないこと、街場のレストランに比べて調理もアルバイトでも簡単にできるようにメニュー開発の段階で考慮しなければならないなど、良い味であることはもちろんのこと、調理が簡単なこと、食材のコストを抑えることなど様々な条件が科されているのです。
最後にデニーズのメニューの中で個人的に気になったのはフレンチトースト。自宅でも作って食べられるものではありますが、パン生地は味のしみ込みやすいデニッシュを使っていること、お店で手作りなことなどスタンダードなメニューでありながら、創意工夫がされているんだなと感心しました。
今回はファミレスメニューでの番組でしたが、審査しているホテルのシェフは誰なのか、どんな料理を提供されているのかをネットで調べてみると、今までよりもホテルへの親近感が湧くはずです。
この記事がそんなホテルへ親しみを持つきっかけになれば幸いです。
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